てくてく歩き

てくてく。歩いてきます。

エレファントカシマシ宮本浩次さんの沼にはまっています

宮本浩次さんが大好きです。

 

はじめて感化されたのが、2021年9月末。

東京協奏曲がリリースされた時だった。

もともと桜井和寿さんが大好きで、でもずっと音楽から離れていて、ふと目に留まったリリース記事。

東京協奏曲のPVを観ました。

 

そこで、宮本さんの歌声に胸を撃たれ。いえ、衝撃!!を受けました。

「え?この人、”あの”エレファントカシマシのボーカルの人だよね?」

 

”あの”というのは、エレファントカシマシと言えば、男性しか受け付けない暑苦しいロックバンド、という印象で(失礼!)、全然興味なかったからです。

それと、「今宵の月のように」が流行ったころの音楽番組の印象で、ちょっと変わったボーカルの人、という印象。

とにかくずっと印象は悪かったし、私の興味範囲外の人たち、と、全く目を向けていなかったんです。

 

なので『”あの”エレファントカシマシのボーカルの人』と。

 

なんていう優しいけど強い歌声、心がわしづかみにされました。

 

そこからyoutubeで東京協奏曲を何度も聞き、おすすめに出てきた「冬の花」を聴き、完全に心打ちぬかれました。

 

全く印象が変わりました。

 

自分が30年前と変わったからかもしれない、いろいろな経験をしたからかもしれない。

それと宮本さんの歌声に心打ちぬかれたそのころは、人生の底にいて、苦しくて苦しくて、どうしようもなったときだったからかもしれない。

 

宮本さんのソロアルバム、「宮本、独歩」「縦横無尽」を毎日何度も聴き、大泣きしました。

色々なことが浄化されました。

苦しんでいた人生の執着を手放すことができ、まるで冬の花の「心が笑いたがっている」、もしかしたらその状態かもしれないって思いました。

私は心が笑いたがってるのに向き合えてこなかった。悲しみも苦しみもすべて向き合って思いっきりその感情を味わうことで、心がやっと笑顔になれたような、そんな感覚になったんです。

 

それからソロツアーがあることを知り、抽選申し込み滑り込みセーフ。

 

ひとり参戦できました。私はほぼ号泣していました。

悲しいんじゃない。とにかく心が震えて。

私はうれしいのかなんなのかわからないけど、心が思いのまま涙を流させた、という感覚です。

こんなに胸をうたれる歌声がこの世に存在し、歌声を放つ人が全力でそこにいる、これは夢なのかと思いました。

 

驚くことにそこから人生が変わりました。

ずっと苦しんでた自分を大事にしながら、なんだか楽しい気持ちになり、一歩ずつ歩こうと思えたのです。

過去の自分を否定するでもなく、さよならと言えて、頑張りすぎず、とにかく毎日歩いて行こうって思えたのです。

 

勝手に、宮本さんに人生救われました。

 

同じ時代・時間を生きれてうれしい。

このまま健康に歌い続けてほしい、いや、生きているだけでいい。

 

10も年上の、全く知り合えることがない人のこと、守りたい、大事って心から思っていて、自分でも不思議です。

何かに夢中になる、心奪われる自分がいることにも驚きです。

 

エレファントカシマシと宮本さん。

このような素晴らしい経験と、作品の数々、心を打つ演奏、歌声をありがとうございます。

どうか、ずっとずっと、お元気で。